飲むヨーグルトは太る?ダイエットにおすすめの1日の適量はどれくらいか[医師監修] (4/5)
牛乳も飲むヨーグルトも、飲みすぎによっては太る可能性があります。太りたくなければ、適量の摂取を心がけてください。
一般的に、飲むヨーグルトの方が低脂質で太りにくそうですが、飲むヨーグルトは加糖であることが多いです。加糖飲料は、血糖値スパイク(血糖値が急上昇と急降下を起こす状態)の原因となりやすいため、空腹感の増加による過食・生活習慣病リスクの増加などにつながる恐れがあります。さらに、炭水化物は牛乳の倍以上あります。
▼牛乳と飲むヨーグルトの栄養成分比較
牛乳 (200ml) |
飲むヨーグルト (180g) |
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エネルギー | 137kcal | 112kcal |
たんぱく質 | 6.8g | 5.2g |
脂質 | 7.8g | 0g |
炭水化物 | 9.9g | 22.9g |
※牛乳は「おいしい牛乳(明治)」、飲むヨーグルトは「十勝のむヨーグルト プレーン(日清)で栄養成分を比較しています。
飲むヨーグルトは、牛乳に乳酸菌を加えて発酵させたものです。そのため、牛乳の栄養に加え、乳酸菌の働きも期待できます。
「飲むヨーグルト」と「ヨーグルト」、どちらがいい?
「飲むヨーグルト」と「ヨーグルト」、どちらも無糖であれば栄養成分に大差はありません。飲み心地・食べやすさなど好みの方を選ぶと良いでしょう。
ダイエットの際は、どちらも無糖・低糖質、無脂肪、低脂肪などのタイプがおすすめです。成分表示を確認して、低カロリー・低脂質な方を選ぶのも良いでしょう。
飲むヨーグルトを飲みすぎるとどうなる?
飲むヨーグルトを飲みすぎると、以下のデメリットが起こる可能性があります。
太る
飲むヨーグルトを飲みすぎると、エネルギーの摂取過剰になります。消費できずに余った分は、中性脂肪となり、全身の脂肪細胞に蓄えられるため太ります。
動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まる
乳製品は、飽和脂肪酸を多く含むため、LDLコレステロールの上昇につながります。その結果、動脈硬化や心筋梗塞などのリスクが高まると考えられています。
下痢や腹痛を起こす
乳製品に含まれる「乳糖」という物質を、体でうまく分解・吸収できない「乳糖不耐症」の人の場合、飲みすぎると下痢や腹痛になります。
飲むヨーグルトの一日の適量
飲むヨーグルトの一日の適量は、コップ一杯(120~200ml)程度が目安です。
美味しくて飲みやすい飲むヨーグルトですが、飲みすぎには注意しましょう。