バーベルスクワットの正しいフォーム、効果的なやり方、重量と回数 (2/2)
こんなやり方だと効果ダウン! バーベルスクワットNGポイント
バーベルを担ぐとき背中を丸めている
初心者がバーベルを担ぐと、どうしても動作中に背中が丸まりやすくなります。これを防ぐため、「顔の向き」を意識しましょう。
バーベルスクワットに慣れていない場合、顔の向きに意識しないと、いつの間にか顔が下を向いていることが多いでしょう。顔が下を向くということは顎が引けて、背中が丸まりやすい状態です。
対処法1:顔を正面~やや上向きにする
バーベルスクワットをするとき、顔の向きは常に正面~やや上向きにして動作を行うようにしましょう。顎を上げることで、背中がまっすぐになります。
対処法2:バーの担ぐ位置を見直す
バーベルを僧帽筋の上のほうで担ぐやり方はスタンダードですが、上体が起きやすく、膝が前に出やすいフォームになりがちという一面も。とくに、自重トレーニングでしっかり股関節を意識して曲げている人ほど、僧帽筋の上のほうで担ぐやり方はいつものフォームが取れない可能性があります。
そんなときは、バーベルを担ぐ位置を少し下げ、肩甲骨の位置で担ぐのもひとつの方法です。「バーベルが落ちてしまうのでは」と心配する人がいるかもしれませんが、大丈夫です。
浅いスクワットになっている
バーベルの使用有無にかかわらず、股関節からしっかりしゃがんでいないスクワットだと、お尻や下半身への刺激は軽くなってしまいます。せっかくバーベルを使っているのですから、深いスクワットで負荷をかけたいものです。
対処法:お尻の位置にベンチを置いてみる
バーベルを持つと股関節をしっかり曲げられないという人は、お尻の位置に椅子やベンチを置いてみましょう。そこに座るような感覚でお尻を後ろに下していくと、自然ときれいなフォームで行うことができます。
最初のうちはベンチにお尻が触れるようにしながら行い、慣れてきたらベンチを外してフォームを変えず行うとよいでしょう。
これは自重スクワットで正しいフォームを覚えるときもオススメのやり方です。
バーベルを使った筋トレバリエーション:下半身を鍛える筋トレ「バーベルスクワット」徹底解説│正しいフォームとやり方、重量と回数
<Text & Photo:編集部>