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フィットネス
2023年7月14日

「上腕二頭筋」の筋トレメニュー(自重道具なし&ダンベル)、効果的な鍛え方とは? (3/3)

見た目の変化、日常生活での便利さも

上腕二頭筋を鍛えることで、腕にグッと力を入れるとできる力こぶを作ることができます。力こぶがあると、体を鍛えているアピールにもなるので、筋トレ民としては鍛えたい部位の1つでもあります。

また、上腕二頭筋は、日常生活でも使われることが多い筋肉です。たとえば物を持ち上げるとき、重いものを運ぶとき、重いものを引っ張るときなどの力仕事では、上腕二頭筋がよく使われます。

上腕二頭筋を鍛えることは、見た目でだけでなく日常生活にもメリットがあるのです。

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上腕二頭筋と上腕三頭筋の違い

腕の筋肉は大きく分けて「腕の表側(上腕二頭筋)」と「裏側(上腕三頭筋)」、「前腕」があります。どの部位を鍛えたいかによって、エクササイズ種目は異なります。

上腕二頭筋

“盛り上がった力こぶ”を作るのが「上腕二頭筋」です。上腕二頭筋はその名の通り、「長頭(ちょうとう)」と「短頭(たんとう)」の2つの頭(筋肉の付着部)を持っています。

長頭(ちょうとう)

上腕二頭筋の外側に位置するのが上腕二頭筋“長頭(ちょうとう)”。肩の関節である肩甲骨関節上結節から、前腕の骨である橈骨(とうこつ)にかけて走行しています。

短頭(たんとう)

一方で、上腕二頭筋の内側に位置するのが上腕二頭筋“短頭(たんとう)”。こちらは、肩にある肩甲骨烏口突起(けんこうこつうこうとっき)から橈骨にかけて走行しています。

上腕三頭筋

腕の裏側の盛り上がった筋肉が「上腕三頭筋」です。名前の通り、3つの「頭」を持っています。

長頭

上腕三頭筋の中でもっとも長いのが“長頭”で、肩関節と肘関節をまたいでいる唯一の筋肉です。肩甲骨から尺骨(前腕を構成する骨)についています。

外側頭・内側頭

一方、肘関節だけをまたいでいる短い筋肉が“短頭”です。この短頭には2つの筋肉があり、外側に位置しているものを“外側頭”、もっとも深層にあるものを“内側頭”と呼びます。

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今回登場した動画をおさらい

著者プロフィール

和田拓巳(わだ・たくみ)

プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。​医療系・スポーツ系専門学校での講師や、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。運営協力メディア「#トレラブ(https://tr-lv.com/)」などで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会 JATI-ATI
公式HP公式Facebook

<Text & Photo:和田拓巳>

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