2023年9月1日
【簡単解説】野球とソフトボールの違い│グローブやボールなどの用具はどう違う? (4/4)
イニング数
野球は基本的に9回までプレーしますが、ソフトボールは7回まで。
さらに野球は9回で決着がつかなければ「延長戦」を行うのに対し、ソフトボールでは8回からノーアウトランナー2塁で行う「タイブレーク制度」を導入しています。
交代ルール
野球は1度交代されてベンチに退くと、その試合に再び出場することはできません。一方でソフトボールは、1度退いた後も再び同じ打順に復帰できる「リエントリー制度」が導入されています。そのため、ソフトボールでは試合序盤に代打や代走を起用することも珍しくないのです。
なお、プロ野球のパリーグではDH制(指名打者制度)と言い、打撃専門の選手を登録することができます。しかしソフトボールでは、DP(打撃専門)とFP(守備専門)の選手登録が可能です。
DP制度を使用すると10人が出場可能となり、打撃はDPの選手、守備はFPの選手が対応します。
走塁ルール
プロ野球の試合では、よくランナーがリードを取っているシーンを目にするでしょう。これをピッチャーが牽制し、警戒する場面も多々あります。
しかしソフトボールは、ピッチャーの手からボールが離れるまで塁から離れることを禁止。基本的にリードは認められていません。
似たようなスポーツに見えても、実は違いの多い2つのスポーツ。野球は球の速さやダイナミックさ、ソフトボールは瞬時の判断力やスピード感が求められ、戦術もそれぞれ異なります。
ご自身でプレーする際はもちろん、試合観戦の際にも、それぞれの違いを頭に入れておくと新たな観点で楽しめます。
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<Text:古山貴大>