2023年6月12日

【一問一答】肩こり、首コリ対策に!寝具メーカーが教える「枕の正しい選び方」 (1/4)

合わない枕を使っていると、肩こりや首コリ、頭痛などさまざまな不調につながりやすくなるもの。自分に合った枕を使うことが、質のよい睡眠をとるためにも重要となりますが、これがまた難しい! とはいえ、オーダー枕は敷居が高いという人も多いかと思います。

高さはどれくらいか、どんな素材を選べばよいのか。枕に対するよくある疑問を、ドイツ発スリープテック・ブランド『Emma Sleep(エマ・スリープ)』に、一問一答形式で聞いてみました。

第1章 枕を買うときに見るべきポイント

まずは、枕を選ぶときの基本から。

Q.枕の高さは、どれくらいを目安に選ぶといい?

A.ご自身の寝方によって、おすすめの枕の高さは異なります。仰向け寝の方は10~12cm、横向き寝は高さのあるもの、うつぶせ寝の方は低めの枕(高さだと7cm以下)がおすすめです。

Q.枕の硬さはどう選べばいい?

A.仰向け寝の方はほどよい硬さのもの、うつぶせ寝の方は柔らかい素材、横向き寝の方は、沈み込みを防ぐような硬さのある枕が快眠のカギになります。

Q.枕の素材はどれを選ぶといい?

A.仰向け寝の方は、メモリーフォーム製のような硬すぎず柔らかすぎない素材、うつぶせ寝が多い方は柔らかい素材のもの、横向き寝の方は、しっかりとした硬めの素材のものを選択いただくのがよいと思います。

Q.枕のサイズはどれくらいの大きさがいい?

A.サイズの場合、寝方ではなく、体型と枕の目的に沿って選んでいただくのがよいと思います。標準体型の方はシングルサイズ(約63×43cm)、体型のいい方、もしくはゆったりと寝たい方はセミダブル(約70×50cm)、二人で枕をシェアされる場合はダブル(約120×43cm)が良いと思います。

Q.枕を選ぶとき、意識すべきポイントは?

A.人は一晩中、寝姿勢を変えながら睡眠をとります。そのため、どんな寝姿勢にも合う枕を探すことは難しいですが、まずはご自身のよく取られる寝姿勢を把握することが大切になります。

第2章 お悩み別! 枕の選び方

続いて、体の不調から見た枕の選び方です。

Q.肩こりの人にはどんな枕がおすすめ?

A.横向き寝に合わせて枕を高く調節してしまうと、寝返りが打ちづらくなります。そうなると仰向けになるときに力が入ってしまい、肩こり悪化にも繋がります。

予防として、肩の下にタオルを入れ、仰向けの状態で首筋と背筋がまっすぐなるように高さを意識しましょう。

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