2023年11月22日

有酸素運動と筋トレ、どっちがダイエットに効果的? (3/3)

アンチエイジングに効果的なのはどっち?

両方組み合わせて行うと効果的

運動をすると肌ツヤがよくなった、若々しくなったなど、美容面でも良い声を聞くことがあります。

年齢相応の若さを保つアンチエイジング的には、有酸素運動と筋トレを組み合わせて行うと良い影響が得られると、「筋トレと有酸素運動、どっちがアンチエイジングに効果的?」にて述べられています。

上記記事では、高強度インターバルトレーニング「HIIT(ヒット)」と有酸素運動を両方行った場合、アンチエイジングにどのような影響を及ぼすのか調べた論文を紹介しています。

HIITとは
「高強度インターバルトレーニング:High-Intensity Interval Training(ハイ・インテンシティ・インターバル・トレーニング)」のこと。短時間で体脂肪を落とす効果が期待できるとされています。

▼くわしくはこちら
HIIT(ヒット)トレーニングとは。ダイエット効果を高めるやり方、メニュー例

\筋トレ×有酸素運動メニュー/

ながらトレーニングに向いているのはどっち?

ながらトレーニングなら有酸素運動がおすすめ

ながらトレーニングでも活動量を増やすことはできるので、ダイエット目的であれば運動効果は期待できます。

しかし、筋トレ効果はいまいち出にくいかもしれません。トレーニング効果を高める以下のポイントが意識しにくいからです。

  • 過負荷の原則(筋肉をつけるためには日常生活以上の負荷が必要である)
  • 意識性の原則(そのトレーニングでどんな能力が向上するのか、どこが鍛えられるのか理解する)

筋肉を鍛えるという点では、「ながら」ではなく集中してトレーニングするのがよさそうですね。

関連記事:「ながらトレーニング」って効果ある?ない?メガロストレーナーが解説

メンタルケアにおすすめなのはどっち?

どちらでもOK。好きな方を選ぼう

スポーツ栄養士・健康運動指導士の堀越理恵子さんによると、有酸素運動も筋トレも含め、運動全般が心の健康によい影響を及ぼすそう。

体を動かすと交感神経が活発化し、物事を前向きにとらえやすくなります。また、β-エンドルフィンの作用で気持ちが高まり、幸せな気持ちになります。さらに、運動を継続することでドーパミンの分泌が盛んになり、ワクワク感も増加します。そのほか、セロトニンの作用で心身が安定するため、ストレス解消にもつながるでしょう。

運動がもたらす4つの効果。なぜ「体を動かすと健康にいい」と言われるのか より

精神の安定を司り気分を高揚させる「セロトニン」や、幸福物質とも呼ばれる脳内ホルモン「ドーパミン」、ランナーズハイに代表される脳内麻薬「エンドルフィン」など、運動によるメンタルケア効果は良く知られています。

関連記事:なぜ“筋トレをすると自信がつく”と言われるのか?運動時に出る「ホルモン」の種類と効果

寝る前に激しい運動はNG!

とはいえ、就寝前に運動を行うと神経が興奮し、睡眠の質に悪い影響を及ぼしかねません。寝る前はゆっくりと筋肉をほぐし、伸ばす静的ストレッチがよいでしょう。

自律神経のバランスをコントロールする副交感神経の働きを優位にさせ、血圧や心拍数を緩やかにし、心身をリラックスさせてくれます。

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<Edit:編集部>

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