フィットネス
2024年10月21日
体幹トレーニングとは。体幹を鍛える方法と、効果的な鍛え方、筋トレとの違い (1/2)
サッカー選手を始め、アスリートもとり入れている「体幹トレーニング」。筋トレは筋肉を鍛えるものですが、体幹トレーニングは文字通り体幹を強化したいときに効果的です。
体幹とはどこの部分か、鍛えるメリット、効果的なトレーニングメニューなどを、自重と器具あり両方で解説していきます。
体幹とはどの部分?体幹トレーニングとは
体幹とは、首から上・腕・足を除いた胴体部分を指します。
胸や背中などの大きな筋肉、肩関節・股関節まわりの小さな筋肉まで、すべて体幹です。
そして、それらを鍛えるのが体幹トレーニングです。
体幹トレーニングと筋トレの違い
体幹トレーニングは、腹筋や背筋など体の中心部の筋肉を強化することで、姿勢やバランスを改善するのが主目的です。
一方、筋トレは全身の筋肉を鍛えることを目的とし、筋力や筋量の向上を目指します。
体幹を鍛える効果とメリット
体幹を鍛えると何がいいのか。たとえば以下のような効果が期待できます。
効果1 体の安定性が高まる
体幹を鍛えることで感じられる最大のメリットは、筋肉のバランスを整え、体全体の安定性が高まるという部分にあります。
それにより、たとえば以下のような効果が期待できます。
- ランニングフォームの改善
- 運動時のケガ予防
- 動きをスムーズにさせることによる競技パフォーマンス向上
- 筋力向上による体の引き締め
- 体力向上 など
効果2 ケガを防ぐ
日常生活においても、筋肉がつくことで疲れにくくなったり、腰痛予防、姿勢の崩れを防ぐ、転倒予防などのメリットもあります。
また、ひざに痛みを抱えている人や、腰痛が心配な人のリハビリトレーニングにもおすすめです。
体幹が弱いとどうなる? 考えられるデメリット
体幹が弱いと、以下のようなデメリットが考えられます。
正しい姿勢を維持できなくなる
体幹の筋肉が弱いと、正しい姿勢を維持しにくくなります。
とくに長時間座っている作業やデスクワークが多い場合、体幹の弱さが姿勢の悪化につながり、背中や首の痛み、姿勢不良を起こす可能性があります。
とくに長時間座っている作業やデスクワークが多い場合、体幹の弱さが姿勢の悪化につながり、背中や首の痛み、姿勢不良を起こす可能性があります。
怪我のリスクが高まる
体幹の弱さは、怪我のリスクを高めます。
体幹が安定していないと、動作中に不安定な力の分散が起こり、関節や筋肉に負担がかかってしまいます。その結果、スポーツ中や日常生活で怪我をしやすくなります。
体幹が安定していないと、動作中に不安定な力の分散が起こり、関節や筋肉に負担がかかってしまいます。その結果、スポーツ中や日常生活で怪我をしやすくなります。
スポーツパフォーマンスが低下する
体幹は、運動やスポーツにおいて中心的な役割を果たします。体幹が弱い場合、バランスが悪くなるために、パフォーマンスが低下します。
体幹トレーニングの代表「プランク」のやり方
体幹トレーニングは数多くありますが、まずは「プランク」がおすすめです。
1. 両肘を床につけ、うつ伏せになります
2. 両足を腰幅に開き、つま先を立て、腰を浮かせます
3. その姿勢のまま30秒キープします
プランクの効果を高めるポイント
- 体は1本の棒のように、常に一直線になるように意識すること
- 腹筋を中心に、全身に力を入れること
プランクは1日どれくらいやればいい?
30秒×3セットが目安です。
長時間行うより、習慣化して正しいポーズで行った方が、効果が期待できます。
次:まだまだある! 体幹トレーニングメニュー
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