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2023年10月19日

【皮下脂肪の落とし方】最速で落とす筋トレ&食事法、どのくらいで減る? (5/5)

ダイエットをしても皮下脂肪が全然落ちない原因として、

  • 遺伝的な要因
  • ホルモンの影響
  • 脂肪が落ちづらい部位がある

といったことが考えられます。

原因① 遺伝的要因

皮下脂肪の減少・蓄積は、遺伝的な影響を受けることがあります。

具体的には、遺伝子によって、脂肪細胞のサイズには個人差があります。そのため、ダイエットの結果に影響を及ぼすことがあるのです。

原因② ホルモンの影響

脂肪の蓄積や分解には、複数のホルモンが影響を及ぼすことがあります。例えば、レプチン・コルチゾール・エストロゲン・プロゲステロンなどです。

特に女性の場合、月経周期や更年期などによってホルモンバランスが変動しやすいため、ダイエットをしても皮下脂肪が減りにくいということがあるでしょう。

原因③ 脂肪が落ちづらい部位がある

部位によって、脂肪の蓄積や減少の傾向が異なることがあります。そのため、ダイエットをしても特定の部位の皮下脂肪が減っていないと思うことがあるのでしょう。

皮下脂肪が減りにくい部位は、

  • お腹
  • 太もも
  • お尻
  • 二の腕(特に上腕の裏側)

などです。これらの部位の筋肉は、普段の生活で使われることが少ないため皮下脂肪が減りづらいと考えられます。

皮下脂肪と内臓脂肪の違い

皮下脂肪と内臓脂肪は、脂肪が蓄積する場所が異なります。

  • 皮下脂肪:体の表面に近い部分に位置する。外見や体温調節に影響する。
  • 内臓脂肪:内蔵器官の周りに位置する。代謝や健康に関与することが多い。

見た目・健康を考えた場合、どちらの脂肪も多すぎ・少なすぎには注意が必要です。

皮下脂肪が多いとどんなことが起こる?

皮下脂肪が多いと、見た目だけではなく健康にも問題を与える可能性が考えられます。具体的には、以下の危険性があると言われています。

  • 心臓病や脳卒中などの心血管疾患リスクの増加
  • 糖尿病リスクの増加
  • ガンの発症リスクの増加
  • 睡眠時無呼吸症候群などが起こる可能性がある
  • 関節痛や関節炎のリスクの増加 など

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監修者プロフィール

ディオクリニック
理事長/統括医師 藤井崇博先生

専門領域は循環器内科。2021年までの約10年間大学病院、関連病院で臨床、研究、教育に従事。現在も循環器疾患を含め、内科外来での診療を継続している。SNSやその他コラムなどでの、健康に有益な情報の発信にも力を入れている。

<Text:編集部>

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