足の筋肉の名前まとめ!太ももの筋肉、ハムストリングスとは (3/3)
ふくらはぎに付着しているのが“下腿三頭筋”です。
下腿三頭筋も、
- 腓腹筋(ひふくきん)
- ヒラメ筋
という2つの筋肉の総称です。
腓腹筋(ひふくきん) | 大腿骨からかかとの骨である踵骨に向かって走行している筋肉。膝関節と足関節をまたぐため“多関節筋”に分類される。 |
ヒラメ筋 | 脛骨・腓骨から踵骨に向かって走行している筋肉。足関節だけをまたぐので“単関節筋”に分類される。 |
下腿三頭筋の主な働き
腓腹筋(ひふくきん)の働き
膝を曲げる時に力を発揮します。
ヒラメ筋の働き
つま先立ちをするように足首を伸ばした際に力を発揮します。
下腿三頭筋を鍛える主なエクササイズ
腓腹筋とヒラメ筋を別々に鍛えたいという場合は、同じ動作でも姿勢を変えることによってターゲットを変更することが可能です。膝を伸ばしたまま行うエクササイズなら腓腹筋に、膝を曲げて行うエクササイズの場合はヒラメ筋に刺激が入ります。
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【おまけ】お尻の筋肉「大臀筋(だいでんきん)」
「引き締まったお尻」「ヒップアップ」などお尻の形を作るのが、お尻の表層部についている筋肉“大臀筋”です。大臀筋は骨盤の後ろ側からスタートし、太ももの骨である大腿骨の後ろ側に向けて走行しています。
大臀筋の主な働き
大臀筋の主な働きは、以下の通りです。
- 股関節を動かして、脚を後ろに上げたり、横に持ち上げる際に力を発揮する
- 日常生活でも、さまざまな場面でカラダを安定させるために力を発揮する
大臀筋は、数あるカラダの筋肉の中でも大きい筋肉に分類されます。また、大臀筋の下には中臀筋や小臀筋などいくつもの層があり、それらの筋肉が協力し合って大きな力を発揮することができます。
大臀筋を鍛える主なエクササイズ
筆者プロフィール
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師のほか、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。現在、さまざまなメディアで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会(JATI-ATI)の認定トレーニング指導者
<Text:和田拓巳/Photo:Getty Images>